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京都発 大工さんの話 〜大工になってよかった - 技術を生かして暮らしを支えて行く〜
→レポートをアップいたしました!

新聞で紹介されました!
2018年4月20日の読売新聞で、すまいをトークの活動が紹介されました!
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新聞で紹介されました!
2016年10月16日の読売新聞で、すまいをトークの活動が紹介されました!
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「すまいをトーク」はどなたでもご参加いただける住まいの勉強会です。受講生は随時募集中、単回参加も大歓迎です!
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マンスリーレポート

◆ 第4回 京都発 大工さんの話
 〜大工になってよかった - 技術を生かして暮らしを支えて行く〜

 今回は、京都から大工の谷口昇さんに来ていただきました。今年72歳になられますが、今なお現役で大工をされています。「京都発・町家・大工はんなり日記」というブログも大人気です。
今回の講義は、古いハウスメーカーの家を京都産の木材や漆喰など自然素材を使用した改修例を中心にユーモアたっぷりに聞かせていただきました。

 最初はお施主さんから古いハウスメーカーの家(軽量鉄鋼造)の簡単なリフォーム依頼から始まりました。痛んでいる個所の補修とクロスの張り替え等の工事です。
ある時たまたまお施主さんが、以前谷口さんが改修を手掛けた町家を見て気が変わり、 「こっちもこんな風にして欲しい」と計画が大きく変わることになりました。やはり良いもの・心地良さそうなものを見てしまうと、心が変わってしまいます。
現場では、仕事がしやすいように工程を考え、お施主さんの思い入れ(わがまま?)も聞きながら、そして大工としてのこだわりも入れながら作業は進んでいきます。

 骨組みは軽量鉄骨造です。強度的に大丈夫か検討し、壁や屋根下地を木で組んでいきます。
工事が進んでいくと、お施主さんからいろいろ要望が出てきます。
「天井に明かり採りの窓が欲しい・ここに棚が欲しい・ここに物入が欲しい・やっぱりこの物入はいらない・キッチンの天板は無垢の木で・木のお風呂に入っているような気分にしたい」等々。

 キッチンで使用する無垢の大板は値段が高いため、幅の小さいものを貼り合わせて1枚の大板を造作で作ります。板が反ったり、継ぎ目が開いたりしないように、“吸い付き桟”や“ちぎり“というものを仕込みます。これらはきつすぎても、ゆるすぎてもだめで繊細な仕事が要求されます。
また、町家の雰囲気を出すため、弁柄(べんがら)などで塗装する場合でも、あとでムラにならないよう、表面が映り込むくらいカンナ掛けを行います。
この裏面が透けて見えるカンナくずの薄さに一同驚きました。

 お風呂は予算の都合でユニットバスですが、天井に開口を開け屋根裏が見えるようになっています。本来見えない屋根裏ですが、きれいに板張りされています。出来るかぎりお施主さんの思いを叶えるべく、手間は惜しみません。今回の講義も、その姿勢や人柄が表れたお話でした。
参加者からも、大変興味深くおもしろかったとの感想を多くいただきました。
(報告者:安福 武)

 

 

 

 

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