「すまいをトーク」は木造住宅を中心に、住まいに関することを建築士を交えて学ぶ会です

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我が家を解体するときの知識
〜将来の住まいづくりの提案〜
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【第11回】 2023年2月9日(木)
我が家を解体するときの知識 〜将来の住まいづくりの提案〜
今回はすまいをトーク運営委員で建築設計事務所を主宰する松村和吉氏による、家を解体するときのいろいろな知識についてのお話でした。
松村氏は2年ほど前に実家の建物全体を取り壊して更地にされました。
講義ではその実例を元に法的なこと、手順、費用、その他留意すべき様々な事柄の解説をお聞きし、解体工事の際の画像を拝見しました。
知っておいたほうが良い知識は一般の方はもとより建築に携わる私のような者にとっても思いのほかたくさんあります。
費用の交渉以外は住宅会社に任せておけば段取りや手続きなど細かいことまでほとんど済ませてくれるかもしれません。しかしあらかじめある程度の知識を持っていれば、後になって「あの時こうしておいたらよかったのかな・・・?」という思いを持つことが少なくなるかもしれません。
将来家の建て替えや増改築、空き家の解体などをお考えの方にとっては参考に、また過去に経験した方には思い当たることや今になって気付いたこともあったのではないでしょうか。
建物を解体して更地にする場合のメリットとデメリットについても説明がありました。一旦建物が無くなると法律上同じ規模のものは建てられなくなる可能性が高いことも気を付けてもらいたいと思います。
講座の締めくくりのまとめの中で古民家再生なども選択肢の中の一つというお話もありました。
自分で活用されるなら自身の判断となりますが、そのまま誰かに託す、若しくは解体移築を模索する場合など、必要とされる方との仲を取り持つようなシステムがもっと世間に増えればいいのになぁと以前から思っています。
ちなみに当方、この松村氏の実家解体工事を現地にて拝見いたしました。
大きくて重い古材の一部は別の工務店が引き取られ、きっとどこかでまた有効に活用されることと思います。
私のほうは取外しや運搬に重機など必要としない程度の物(建具など)を少々引き取らせていただきましたが、再び納まるべき場が出てくるまで倉庫の中で待機させておきます。(ご入り用の方がおられましたらお譲りします)
(報告:九鬼 敏博)
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