すまいをトーク〜すまい再発見!〜

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7/20(土)10:30-16:00
築250年の元河内木綿問屋で古典落語を楽しむ

終了しました
6/9(日)
【午前の部】10:00-12:00
【午後の部】13:30-15:30
左官 土壁塗り体験(and 泥団子教室)
→レポートをアップいたしました!

新聞で紹介されました!
2019年4月6日の読売新聞で、すまいをトークの活動が紹介されました!
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すまいをトークって?
「すまいをトーク」はどなたでもご参加いただける住まいの勉強会です。受講生は随時募集中、単回参加も大歓迎です!
勉強会内容はスケジュールのページを、受講方法についてはお申し込みとお問い合わせのページをご覧ください。

マンスリーレポート

◆ 第3回 左官 土壁塗り体験(and 泥団子教室)

 今回は、西宮市の有限会社「左官山本組」で、土壁塗りと泥団子作りを体験しました。
参加者は、土壁塗りが午前・午後に分けて合計20名、泥団子は7名(左官塗りと泥団子で延べ33名)。土壁塗りの指導には、山本健社長をはじめ同社が運営する「左官山本塾」の塾生と卒業生(社員)があたり、参加者1人にコーチが1名(マンツーマン)、午後はコーチ1名に対し参加者が1.5名と、十分に指導が行き届くように配慮していただきました。また、泥団子の指導は社員の渡邊諭史さんが担当し、塾生と卒業生2名が懇切丁寧に指導しました。
 まず、第1部の土壁塗り体験について、山本社長が使用する土について、「淡路産の中塗り土で、練習用として藁を少なめに入れました。これは塗りやすく、こぼれにくい点を考慮して選びました」と説明。また、鏝(こて)の持ち方、運び方の説明が下記のようにあり、「まず自分に合った鏝選びが必要」とのことでした。

1.鏝、コテ板を正しい持ち方で練習すること。
2.鏝に材料をのせる時は、コテ板を60度ぐらいまで立てる。
3.正しい塗り方の順序⇒右縦・上・左縦・中
4.縦方向は横に鏝を移動させながら塗り付ける。
5.鏝は一方通行であてるのではなく往復させる。
6.鏝のおしりは、しっかりと壁につけて移動させる。
7.鏝を動かしながら材料の動きも想像し、鏝を動かす。
以上、鏝の持ち方・運び方の順序を守ることによってスムーズに塗れ、かつ綺麗に仕上がるとのことです。(いわゆる基本に忠実であること)
取りあえず下塗りの1回目を終えたところで、水分を引かせるために20分ぐらい間を置き、2回目には少し水を入れて軟らかくし、滑らかに水平に仕上げにかかりました。
参加者の中にはプロの職人の方もおられ、今回の体験は物足りない面もあったかと思いますが、それでも熱心に練習され、山本社長のコメントにもうなずきながら納得されている姿が印象的でした。また、レベルの高い人は櫛引模様までチャレンジされ綺麗に仕上げておられました。以上総括して、参加者のレベルは高く、綺麗に仕上がり、山本社長は「皆様に合格点を差し上げたい」とのことでした。

 また、第2部の泥団子教室は、渡邊さんから下記のように作り上げる手順や注意事項等の説明がありました。(この作業は左官仕上げでいう大津壁「大津磨き」に順ずるとのことです)
1.丸く削る時に、けこみがないように削る。
2.色付け時の団子の水分量に注意する。
3.色土の厚みが多くならないようにする。
4.瓶で磨く際にへこみが出来ないように磨く。
5.風に当てないようにする(当たる部分は水分の渇きが早い)。
などの説明のもとに皆和気あいあいと、童心に帰って一心不乱に磨いておられる姿が、ほほえましく見えました。

 最後に、今回は兵庫県職業認定訓練校「左官山本塾」の今年度第4期生塾生3名と、1期〜3期卒業生7、8名がコーチ役としてサポートしてくれましたが、これは左官職人がお客様に接する際に備え、エチケットやマナー、話し方の訓練等を兼ねたものです。
彼らは、キチットした説明や話が出来る職人、お客様に「ありがとう」と言える職人、またお客様から「ありがとう」と言ってもらえる職人(いわゆる感謝の心を常に持つ)を目指して日々、技術と共に訓練しています。今回、参加者との会話は絶好の機会だったのです。
皆様の印象はどうでしたか。まだまだ100点満点には程遠いかも知れませんが、皆様から「ありがとう」と言ってもらえる職人として頑張っていきますので、今後ともよろしくご指導をお願い申し上げます。 (報告:土井 勇)

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