すまいをトーク2024年度スケジュール&レポート

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2025年度 日時 テーマと内容 講師/案内人 会場(集合・別途費用)
第1回
【見学】
2025年
4/13(日)
13:00-17:00
レポート
天理教本部 天理大学付属天理参考館見学・石上神宮参拝
◆天理教本部:四つの礼拝場からつくられる3157畳の空間からエコーのように 響く、お参りされる信者の『あしきを はろうて たすけたまえ てんりおうのみこと(天理王命)』のおうた。本部内をインフォメーションセンターの方に同行案内していただきます。
◆天理大学付属天理参考館:世界各地の生活文化資料、考古学美術資料が展示される博物館。学芸員の方より解説を受け、館内の見学をします。
◆石上神宮:日本最古の神社の一つであり、武門の棟梁である物部氏の総氏神として古代信仰の中でも特に異彩を放ち、守護神として信仰されてきた由緒ある神社。神社の方から沿革等の案内を受けます。
◇順路: 天理駅 13時(集合・出発) 〜 天理教本部 〜 天理大学参考館 〜 石上神宮 〜 昭和レトロな天理商店街前(解散) 17時頃
*4/10までにメールorTELにて参加申込をお願いします
梅田 誠亮 氏
(すまいをトーク運営委員)
【集合】JR〜近鉄「天理」駅改札口(両改札口間コンビニ辺り)13時集合
*雨天決行
*歩行距離 約5km
天理大学参考館 500円(団体割引の場合 400円)
第2回
【見学】
5/17(土)
12:30-17:00
芦屋の近代建築探訪 〜芦屋川両岸を歩く〜
芦屋市は、六甲山地の南麓にあり大阪・神戸間の鉄
道の開通とともに住宅開発がすすんだ。『細雪』の舞
台として描かれているように、「緑の松林と赤い屋根
の洋館が点綴(てんてい)する景色の明るい快適な地」
である。今回の建築物は、芦屋川両岸にあり、多くは登録有形文化財に指定されているモダニズム建築を、往時のライフスタイルを感じながら探訪しましょう。
◇順路:阪急芦屋川駅北側広場 12時30分(集合・出発)@滴翠美術館 A仏教会館 Bルナ・ホール Cカトリック芦屋教会 D芦屋警察署 E芦屋モノリス F旧宮塚住宅 G図書館打出分室 17時頃解散
*5/14までにメールorTELにて参加申込をお願いします
堀 久樹 氏(兵庫県ヘリテージマネージャー阪神地区世話人) 【集合】阪急神戸線「芦屋川」駅北側広場 12時30分集合
*雨天決行
*歩行距離 約4km
滴翠美術館 700円(団体割引の場合 560円)
仏教会館 200円 
第3回
【見学】
6/1(日)
13:00-17:30
泉南の歴史的建造物と和菓子工場を訪ねて 〜田尻歴史館「愛らんどハウス」、青木松風庵月化粧ファクトリー、浪花酒造を巡る〜
◆田尻歴史館「愛らんどハウス」:谷□房蔵氏 (大阪合同紡績株式会社社長当時)が、大正12年に別邸として建築しました。その後所有者の変遷を経て、平成5年に田尻町が購入し、愛称を「愛らんどハウス」としました。平成8年に国登録有形文化財、平成17年に府指定有形文化財、平成19年に近代化産業遺産に認定されました。令和4年に耐震工事等を施工し、リニューアルオープンしました。
◆青木松風庵月化粧ファクトリー:青木松風庵の代表的な和菓子「月化粧」を製造している工場です。青木松風庵は、青木啓一氏が1984年に岬町で創業した比較的新しい会社です。工場は元ヤマダ電機の販売店だったものを阪南市が取得し、その後阪南市から購入した建物です。
◆浪花酒造:1716年創業で300年の歴史があり酒蔵は築200年以上の建物です。酒蔵、本宅共に国登録有形文化財に認定されています。
◇順路:南海本線吉見ノ里駅 13時(集合・出発)〜田尻歴史館「愛らんどハウス」(近代化産業遺産)〜南海吉見ノ里駅⇒南海尾崎駅〜月化粧ファクトリー〜浪花酒造〜南海本線尾崎駅(解散) 17時30分頃
*5/29までにメールorTELにて参加申込をお願いします
北川 弘 氏
(すまいをトーク運営委員)
【集合】南海本線「吉見ノ里」駅改札口 13時集合
*雨天決行(荒天中止)
*歩行距離 約4km
*3カ所とも見学料無料(予定)
第4回
【座学】
7/10(木)
18:30-20:30
アナログ人間設計術
◇講義内容
設計を生業として半世紀を超えてしまいました。T定規、三角定規、計算尺、烏口、和紙等の道具を使った時代から、現代はCAD〜BIMによるIT時代の真っ只中になってしまいました。道具の進化に伴って完成する建物が“心地良い”のであれば良いのですが、何故か“機械的に!”に思えてしまうのは私だけでしょうか?
今尚変わらない“とっておきの私の設計術”をご紹介します。
石田 俊二郎 氏
(一級建築士・マンション管理士)
大阪市立住まい情報センター 5階研修室
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第5回
【座学】
8/7(木)
18:30-20:30
美術のある暮らし〜日々の生活の中に潜む、美しさやモノのあり方について考える。手と心を動かし、工夫して暮らす楽しみとは?〜
◇講義内容
教え子である建築家と共に、知恵を出し合い建てた家に暮らして15年。家づくりはもちろんのことながら、衣食住のあらゆる場面において、手作りや修繕を重ねてきた二人。畑仕事から、料理、裁縫、木工、修繕、絵の制作まで、すべてのことがいつの間にか心地よく響きあって、家という器を美しく満たしています。そんな「暮らしの中の喜び」を見つけるヒントが満載の講座です。
渡辺 智子 氏(美術家)
渡辺 信明 氏(美術家/京都市立芸術大学教授)
大阪市立住まい情報センター 5階研修室
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第6回
【座学】
9/11(木)
18:30-20:30
木の住まい造りを続けて想うこと
◇講義内容
木造の住まいづくりで繋がった方々のご希望やお困り事を解決するうちに仕事が拡がっていきました。 リフォームをする中で耐震、省エネ、シロアリ対策の必要性を感じ、技術習得しながら仕事をしています。耐震診断では、床下や小屋裏に入ることで、表からは見えない造り手の仕事ぶりが伺えます。これまで現場で得た事例を紹介しながら、施工についてのお話しができたらと思います。
多島 寿郎 氏
(株)住まい工房 集 代表取締役
大阪市立住まい情報センター 5階研修室
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第7回
【見学】
10/11(土)
12:30-17:00
鉄炮鍛冶屋敷 山口家住宅 フランス人刃物師 エリックさんの工房
◆鉄炮鍛冶屋敷:始祖 井上関右衛門の居宅と作業場兼店舗については、既に元禄2年(1689年)にその記載が見られます。そして今や全国で唯一残る「江戸時代の鉄炮鍛冶屋敷」の面影を今に伝えます。その多くの資料は木箱や長持ちに入った状態で、道具蔵、俵倉、主屋の2階を中心に約20,000点にのぼるといわれています。
◆山口家住宅:越前屋 山口久右衛門を代々名乗った旧家であります。慶長20年(1615年)の大坂夏の陣の戦火により焼失、その直後に建てられた国内でも数少ない江戸時代初期の町家で、江戸時代には近隣農村の庄屋を務め、奉行所と町方、村方を繋ぐ役割をも担っておりました。近世初頭の町家を知るうえで全国的に見ても大変貴重な建物で、昭和41年に国の重要文化財に指定されました。
◆エリックさんの工房:2023年度すまいをトークの座学ですばらしい講義をして下さったフランス人刃物師エリックさんの、昭和初期に建てられた堺の町家の工房の見学とその説明、そして彼の作った包丁の購入も可能です。
◇順路:鉄炮鍛冶屋敷〜山口家住宅〜エリックさんの工房
*10/8までにメールorTELにて参加申込をお願いします
高木 博 氏
(すまいをトーク運営委員)
【集合】阪堺電鉄「綾ノ町」電停 西側ポリボックス前 12時30分集合
*雨天決行
*歩行距離 約1.5km
入館料 600円(団体割引の場合 480円) 
第8回
【見学】
11/8(土)
13:00-17:00
知られざる秘密の花園 旧五条楽園など探訪
京都四条通りの鴨川を挟んで、東華菜館(中華料理)と菊水(西洋料理)とがその独特の意匠を競っている。 四条大橋東詰の放物線カーブの塔が特徴的な菊水とは対照的に、西詰東華菜館は極めて濃厚な様式建築。見所はインテリア を含めてその濃厚でこってりした装飾にある。その玄関周りは正しく圧巻!また、蛇腹の内扉付きの手動エレベーター(米国オーチス社 1924年製)が、今も現役で稼働(日本最古)していて貴重な存在。「一見の価値あり!」四条通の喧騒を後に、緑濃い高瀬川のせせらぎ沿い在りし日の遊郭街“旧五条楽園”を訪ねる!最盛期には150軒ものお茶屋があり、つい近年(2010年)まで現役でした。昨今は個性的なレストランや主にインバウンド向けの宿泊施設などに再生し、高瀬川の水面にレトロな雰囲気を醸し出している。かつての隠微な歓楽街から、健全な街並みに替わりつつある。
◇順路:南座〜北座ビル〜出雲阿国像〜東華菜館〜高瀬川〜団栗橋〜宮川町〜松原橋〜五条大橋〜旧五条楽園〜市比賈神社〜文子天満宮〜渉成園〜東本願寺〜JR京都駅
*11/5までにメールorTELにて参加申込をお願いします
牧 彰 氏
(すまいをトーク運営委員)
【集合】京都南座前 13時集合(昼食は済ませてご参加ください)
*雨天決行
*歩行距離 3〜4km
渉成園 500円
第9回
【見学】
12/6(土)
12:30-17:00
竹中大工道具館と紅葉の相楽園を巡る 〜未来へ伝えたい 匠の技と心〜
日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」。
古い時代の優れた道具を保存することをはじめとして「道具」を使いこなす「人」の技と知恵や心、そこから生まれる「建築」とそれを取り巻く木の文化について知ることができます。日本はものづくりの国です。大工道具には、日本人ならではの美意識や心遣いが秘められています。ものづくりの国に生きる楽しさ、素晴らしさを体験しましょう。
相楽園は、神戸市の都市公園で唯一の日本庭園です。
約20,000uの敷地の中にある庭園は、池泉回遊式日本庭園。飛石や石橋を渡り、流れや滝石組など深山幽谷の景を見ることができます。
◇順路:神戸市営地下鉄「新神戸駅」駅〜竹中大工道具館〜「新神戸」駅⇒「県庁前」駅〜相楽園(解散)17時頃
*12/3までにメールorTELにて参加申込をお願いします
堀 久樹 氏(兵庫県ヘリテージマネージャー阪神地区世話人) 【集合】神戸市営地下鉄西神・山手線「新神戸」駅改札口 13時集合
*雨天決行
*歩行距離 約4km
竹中大工道具館 700円 (団体割引の場合 400円)
相楽園 300円 (団体割引の場合 270円)
第10回
【座学】
2026年
1/15(木)
18:30-20:30
漆工の魅力と今昔館の展示
◇講義内容
漆は古代より日本人の生活や文化と密接に結びついてきました。一方、現代社会の中で本物の漆に触れる機会は年々減少しつつあります。本講義では漆という素材のもつ魅力や国内における発展の歴史を解説するとともに、大阪くらしの今昔館の展示テーマの一つである近世大阪にもスポットを当て、当時の漆工の状況について館蔵品などを交えながら紹介します。
上田 祥悟 氏
(大阪くらしの今昔館 学芸員)
大阪市立住まい情報センター 5階研修室(予定)
アクセスMAP
第11回
【座学】
2/12(木)
18:30-20:30
知られざるゲタバキ団地の世界
◇講義内容
ゲタバキ団地とは、下層階に商店や事務所、上層階に公的機関の住宅の入っている建物のことです。空き地の少なかった都市中心部の土地有効活用のために作られた団地が多いです。都市の中心部、利便性の良い場所に多く立地しているので、都会の職場近くに住むことができるようになっています。下層階に様々な商店が入っているので、自分に合ったお店がある団地に住めばとても便利です。
辻野 憲一 氏
(団地愛好家集団 チーム4.5畳)
大阪市立住まい情報センター 5階研修室(予定)
アクセスMAP
第12回
【座学】
3/12(木)
18:30-20:30
受け継いだ茅葺き古民家再生の記録
大阪府河内長野市に140年程前に先祖が建てた農家建ての茅葺き古民家。親兄妹は住む予定がないが残したい気持ちを持ち寄り、古民家に関心がある者として託される。今では家々に囲まれた町中に茅葺き民家を維持すること、前面道路が狭く土地評価額が低いこと、回収費用の工面のこと、相続や家族のこと、正当な職人技術で直したい想いなど、移り住む計画を立て始めた2010年から工務店に託すまでの家族の奮闘、屋根の葺き替え・楊げ家を含む大規模修繕を経た再生工事、延べ200人もの方の協力を得て2013年3月に完成した一連の記録についてのお話。
家の再生から10年。その間に家を軸に地域で展開してきたその後について、だれにでも身近にあって取り組む可能性がある小さな古い家で暮らしを愉しむ様子を紹介する。
綱本 琴 氏(大阪市住宅供給公社勤務 大阪くらしの今昔館担当 大阪公立大学客員研究員) 大阪市立住まい情報センター 5階研修室(予定)
アクセスMAP
オプショナルツアー 3/27(金)〜28(土) 【すまいをトーク20周年記念】
明治村、リトルワールドと犬山城下町を訪ねて

明治時代の建築は、江戸時代から継承した木造建築の伝統と蓄積の上に、新たに欧米の様式・技術・材料を取り入れることで近代建築の素地を築き、芸術上、歴史上価値あるものも数多く生み出されました。しかし、震災や戦災、そして戦後の高度成長によって生じた開発事業により、さらなる時代の変化とともに姿を消してゆくこととなります。旧制高等学校同級生であった谷口吉郎博士(博物館明治村初代館長)と土川元夫氏(元名古屋鉄道株式会社会長)は、取り壊されてゆくこれらの文化財を惜しみ、その保存を図るため、二人で協力し合い、昭和40年に「博物館明治村」がオープンしました。現在、移築・復元した建物は60超となっています。リトルワールドは、世界の家と暮らしをテーマとした野外民族博物館です。現在23カ国32の施設が移築・復原され公開されています。また、民族衣装体験や世界のグルメも楽しめます。犬山城は、1537年、織田信康(織田信長の叔父)により創建された現存する日本最古の木造天守であり、国宝指定された5城の一つです。
◇順路:@名鉄犬山線「犬山」駅11時(集合・出発)⇒明治村⇒名鉄犬山駅⇒ホテル
Aホテル⇒犬山駅⇒リトルワールド⇒犬山駅〜犬山城下町〜犬山駅17時30分頃(解散)※天候等により日程を変更する場合があります 
*1/31までにメールorTELにて参加申込をお願いします(3週間前からキャンセル料がかかります)
北川 弘 氏
(すまいをトーク運営委員)
【集合】名鉄犬山線「犬山」駅改札口 11時集合
*雨天決行(荒天中止)
*歩行距離 2日間 10km
入場料等 6,750円程度(予定)
明治村 4,000円(乗り物代含む)、リトルワールド2,200円、犬山城550円
*宿泊費1〜2万円程度(予定)
※日程、テーマは変更されることがございますのであらかじめご了承ください。変更が発生した場合はトップページNEWS欄で直ちにお知らせいたします。

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