すまいをトーク〜すまい再発見!〜

最新情報

次回講座のお知らせ
2025/5/17(土)
12:30-17:00
芦屋の近代建築探訪 〜芦屋川両岸を歩く〜
→詳細はこちら

<終了しました>
2025/4/13(日)
13:00-17:00
天理教本部 天理大学付属天理参考館見学・石上神宮参拝
→レポートアップしました!

2025年度スケジュール発表
スケジュールページを更新いたしました。2025年度の日程表と各講座の詳細は下記PDFファイルでもご確認いただけます!

すまいをトーク2025年度パンフレット

すまいをトークって?
「すまいをトーク」はどなたでもご参加いただける住まいの勉強会です。受講生は随時募集中、単回参加も大歓迎です!
勉強会内容はスケジュールのページを、受講方法についてはお申し込みとお問い合わせのページをご覧ください。

マンスリーレポート

【第1回】2025年4月13日(日)天理教本部、天理大学附属天理参考館見学・石上神宮参拝

 「すまいをトーク」誕生20周年にあたる今年度第1回例会は、天理教教会本部、天理大学附属天理参考館の見学と石上神宮の参拝・見学です。天理教教会本部の巨大な木造建造物は外部からは何度も眺めたことはありますが、その内部に信者でもない私が、まさか入れるなんて思ってもいなかったのでとても楽しみにしていました。
午後1時、天理駅前に集合したのは35名。小雨が降ったり止んだりの天候でしたが、駅前から教会本部までの長いレトロなアーケード通りを快適に歩きました。天理教関係用品専門店の多さと林立する独特の外観を呈する天理教関連施設の眺めに、ここが日本一の宗教都市であることを実感しました。教会本部の建物は、改めて間近に眺めると、その大きさもさることながら伝統的木造建築の美しさに見とれてしまいます。黒い天理教の半纏を着用した職員の案内でいよいよ神殿建物内部へ。足を踏み入れてまず度肝を抜かれるのは、広大な畳敷きの礼拝場と巨大な檜の丸柱群です。昭和に入ってからの建造とのこと、これだけの大きさと数量の丸柱をよく調達できたものと感心します。本日から開催されている大阪関西万博の大屋根リングも凄いけれど、この壮大な景観も凄いものと感動しました。建物構成は、「かんろだい」という六角石柱を中心にして、広大な畳敷きを持つ東西南北の各礼拝場が方形に取り囲む形になっています。そして、そこここで信者さんたちの静かな祈りの声が聞こえます。各所での説明と礼拝を経ながら神殿と教祖殿、祖霊殿をつなぐ回廊を一周しました。
次に向かったのは、天理大学附属天理参考館です。はじめに学芸員からの説明をお聞きしました。昭和初期、天理教を世界に広めるため、事前の情報把握手段として各国、各地域へ赴き、歴史、文化、生活習慣等を調べ上げ、その過程で収集した文物の一部を展示しているとのこと。説明の後は、約1時間のフリータイムです。1・2階は民俗資料、3階は考古資料が展示されており、足早に回りました。資料は、テーマ別、地域別に区分されており、見易くよく理解できる展示でした。初めて目にする物が多く、大変興味深く見学することが出来ました。
見学を終えて館外に出ると本格的な雨で更に気温もぐっと下がっていました。寒っ!石上神宮まで傘の列が移動していきます。こちらでも若い神職の案内・説明で境内を見学・参拝しました。拝殿など2棟の社殿が国宝に指定されており、いずれも檜皮葺の均整がとれた建物で、雨の煙る中静かに佇んでいました。
かなり端折りましたが、以上で本日の見学会は無事終了しました。アーケード通りまで戻って、解散後はお決まりの楽しい懇親会です。今回は見学者のおよそ三分の二にあたる大勢の皆さんが参加され、美味しい魚料理とお酒に舌鼓を打ち、大いに談笑し盛り上がりました。
本日の見学会を企画した運営委員の梅田さん、懇親会をセットして下さった徳島さんありがとうございました。                                  
(レポート:並平 文清)

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